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今日の心電図(2023/02/16)

こんにちは。くま次郎です。

久しぶりに、携帯型心電計で計測してみました。

特に異常はみられません。機材は「Prince 180B」です。まあ、自分の場合は異常があれば自覚症状があるので、何もなければ普通の波形です。それでは、また。

携帯型心電計 FC-S1

(株)富士コンテックという会社からFC-S1という携帯型心電計が発売されています。くま次郎はPrince180Bというものを使用していますが、不整脈の発見・診断には携帯型心電計はとても有用です。詳細は過去の記事でご確認ください。

こちら、は価格が17000円程度と手頃で、心電図をパソコンのプリンターでプリントアウトすることも可能なようです。胸の調子が悪い時の波形を捉えてプリントアウトした波形を主治医に見てもらうことが必要となるので、印刷機能は必須だと思います。くま次郎の場合は30秒間の波形を医師に見てもらいましたが、すぐに診断がつきました。

下の写真がFC-S1です。

オムロン製が一番メジャーだと思いますが、やや価格が高めかもしれません。また、パソコン用ソフトウエアも別売となっています。

三栄メディシス株式会社の「チェックミーECG アドバンスモデル 携帯型心電計」はなかなか高機能なようです。どうか、ご参考にされて下さい。(写真をクリックすると、Amazonにリンクします)

携帯型心電計のススメ

こんにちは。くま次郎です。今日は携帯型心電計の使用についてお話します。

前回ご報告させていただきました通り、くま次郎は2回のカテーテルアブレーションを受け現在に至ります。ただ、ここまでたどり着くのが大変でした。さかのぼること5年以上です。不整脈(期外収縮)が気になり、集中して何度も発生することがありました。心配なので受診し、ホルター心電計の検査を受けました。結果、上室性期外収縮が1日500回位だったと思います。循環器科の先生は「心配いりません」ということで経過観察となりました。そして3~4年位前です。仕事中に急に苦しく(息苦しく)なり座り込んでしまいました。胸の感じがおかしく、脈をとると速くバラバラでした。救急車かな?とも考えましたが、しばらくすると落ち着きました。今考えてみると「心房細動」の発作だった訳です。しかし、この発作はそんなに頻繁には来ません。月に1回とか、週に1回とかで・・ただ、段々と間隔が短くなったように感じました。自分の場合は発作時の自覚症状が強く、何とか治療しないとと受診しました。しかし、ホルター心電図の結果は「異状なし」でした。そうです。検査中には発作が出ていません。24時間の検査中に発作が出ないと、異常は見つからないのです。

色々と調べて考えて、くま次郎は携帯型心電計を購入することにしました。そして発作が出た時に測定したところ、明らかに不規則な心電波形を確認することができました。そして、循環器科受診時にプリントアウトした心電図を医師に見せました。先生は「これは心房細動ですね~!」とここで初めて病名が確定しました。最初に不整脈を認識するようになってから何年もの月日がたって自分の病気を知ることができたわけです。

心房細動とは?のページ(別窓で開く)

あの時の担当医は「携帯型心電計」なんて市販されているのですか?って驚いていました。当時2年強前はそんなにメジャーではありませんでしたが、現在お世話になっている東京ハートリズムクリニックでは不整脈治療の患者さんに携帯型心電計の使用を推奨しています。価格は3万円弱と決して安くはありませんが、くま次郎はこれによって病名が分かったので助かりました。くま次郎の使用しているものは海外の製品ですが、国内製のものでは、オムロンのHCG-801が一般的なようです。不整脈を心配されている方は使用を検討されてはいかがでしょうか。

くま次郎が使用している心電計について → 携帯型心電計「Prince 180B」のご紹介

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携帯型心電計「Prince 180B」のご紹介

こんにちは。くま次郎です。

「ハ~イ!本日は〇〇✕✕のご紹介で~す!」ってテレビショッピングではありませんが、くま次郎が使っている携帯型心電計「Prince 180B」(Heal Force社製)をご紹介させて頂きます。まずは見た目ですが、下の写真にあるように幅が約125mmです。

基本的な使い方としては、本体を両手で握って計測をします。1回の計測は30秒となっています。計測後に簡単な所見が出ます。オプションの外部電極を使うと10時間までの連続計測が可能です。(この場合は、胸に3カ所電極をつけて使用します)

専用のソフトウエア(Windows版)により、データの記録や印刷ができます。PCとの接続はUSBで行います。(ちなみにソフトウエアは要ダウンロードでした)

<メリット>

  • 使い方が簡単である
  • 電源は単4電池2本で動作する
  • オプションの電極を用いて長時間の計測も可能である
  • パソコンにデータの取り込みが可能である
  • 比較的安価である

<デメリット>

  • 言語が英語か中国語のみである(日本語には対応していない)
  • 中国製なので信頼性については不明である
  • 日本で医療機器として承認されたものではない
  • 機器の安全性の保証はない(自己責任で使用)

以上メリットとデメリットをあげてみましたが、使用してみての感想は必要十分といったところでしょうか。上にも書きましたが、日本で医療機器として承認された物ではないので、個人輸入で購入しました。英語でのやり取りだったので、購入に手間がかかりました。もし使用される場合は、製品の内容について十分にご理解の上、自己責任でご使用下さい。オムロンのHCG-801は若干高価になりますが、医療機器承認番号を取得しています。どちらもamazonで購入が可能です。

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期外収縮の心電波形

参考までですが、受診の際に先生にお見せした心電波形をアップロードします。

黒い線で囲んだ部分が不規則です。先生によると「期外収縮」で心配はないとのことです。先生からはできるだけ心電計を携帯して、自覚症状があるときには計測をするようにと言われています。自覚症状がない時の波形は全く「正常」です。不整脈の波形は調子がおかしい時に記録しないと見逃してしまいます。

心房細動時の波形はこちら → 心房細動とは?

くま次郎は長いこと正体不明の不整脈に悩まされました。自分で計測した波形を医師に見せたことで、「心房細動」とわかりました。携帯型心電計は1個あると便利です。