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高額医療費負担金の廃止提言(2022/10/03)

皆さんこんにちは。くま次郎です。また投稿の間隔が開いてしまいすみません。今年の夏は暑かったですが、お彼岸を過ぎて涼しくなってきましたね。

さて、新聞やニュースを見ると「高額医療費負担金の廃止提言」って記事が載っていますが、「高額療養費制度」が直ちに変更される訳ではなさそうです。「高額医療負担金」は、国から国民健康保険への資金的な補助のことで、対象は1件80万円超の高額な医療費です。個人の問題ではなく、国から自治体への補助金を廃止しようって話ですね。まあ、とりあえず一安心ですが、将来的には「高額療養費制度」が変更されたり廃止される可能性はゼロとは言えません。

この話、「カテーテルアブレーション」には大きく影響します。4日~5日の入院ですが、医療費は200万円から250万円かかります。健康保険3割負担で仮に250万円とすると、250万円×0.3=75万円となりますが、「高額療養費制度」のお陰で上限額(一般的な収入の場合で10万円程度)で済みます。財政が良い健康保険組合ですと、療養付加金の支給などで、もっと少ない負担で済む場合もあります。

75万円と10万円では大きな差です。(この額には保険外の差額ベッド料等は含んでいません)もちろん、好きで病気になる人はいませんが、お金が無いと医療も受けられない時代が来るかもしれません。本当に心房細動などの不整脈の発作は辛いです。幸い、くま次郎は「カテーテルアブレーション」によって症状が軽快しました。また、「高額療養費制度」があったお陰で医療費の負担も無理のない範囲で済みました。有難いことです。高齢化社会が進み、医療費が財政を圧迫しているのは分かりますが、何とかこの「高額療養費制度」は守って頂きたいと思います。

食欲の秋ですが、ちょっと体重が増えてしまいました。少し食を減らす努力をしないといけません。皆様も体調に気を付けてお過ごし下さい。

カテーテルアブレーションの費用(2)

こんにちは。くま次郎です。今日はこどもの日、埼玉の天気は晴れのち曇りの予報です。

さて、12月の終わりに2回目のカテーテルアブレーションを受けましたが、その時の医療費についてお話したいと思います。今回は3泊4日で大部屋でした。個室を希望しましたが、満室との事で大部屋となりました。

上の請求書にありますように、保険点数は239,581点ですので、約240万円の費用がかかっている事になります。3割負担の場合は718,743円が負担額となりますが、事前に「限度額適用認定証」を提出しておいた為、保険分負担金額は185,778円となっています。自費(保険外)の部分は診断書2通とT字帯、院内着(4日分)が合わせて15,460円、その他食事負担額が3,680円で、合計204,918円となりました。大きな金額なので、クレジットカードにて支払いをしました。 「限度額適用認定証」 を提出しない場合は、支払いが70万円以上となってしまいますので、事前に準備をしておいた方が良いです。(無い場合も限度額を超えた分は3~4カ月後に戻ってきます)。1回目のカテーテルアブレーションを受けた時(個室を利用)の費用についてはこちらに記載してありますので参考にして下さい。

カテーテルアブレーションは体の負担が少なく、大きな治療効果が期待できる医療ですが、費用は比較的高額と言えます。入っている健康保険の種類および収入等によって限度額は変わってきますので、詳しくは病院でお尋ねになって下さい。それではまた。

カテーテルアブレーションの費用

こんばんは。くま次郎です。

今日はカテーテルアブレーションの費用についてお話したいと思います。一般に、心房細動のためのカテーテルアブレーション治療は3泊4日~4泊5日で行われますが、これは医療機関や患者の状態によって異なってきます。今回僕が受けた治療は4泊5日でしたので、その前提でお話をします。全費用はおよそ200万円~250万円とかなり高額ですが、そのほとんどは健康保険で賄われます。

まずは、入院手術全般で保険診療の部分ですが、237318点×10割=237万3180円となります。普通に3割負担ですと、237318点×3割=71万1954円が負担分になるのですが、高額療養費制度があるので、実際には限度額を超えた分は後ほど戻ってきます。また、この3割負担分も高額なので、事前に「 限度額適用認定証」を病院に提出すれば、病院では「限度額」のみを支払えば良いことになります。僕の場合は、区分イ(標準報酬月額が530,000円以上830,000円未満である者)に該当し、自己負担限度額は167,400円+(総医療費-558,000円)×1%で、18万5552円でした。(青囲みの金額)

その他、自費分(保険外)の費用は黄色で囲んだ金額です。食事負担額(5日分)が、3960円。診断書2通、院内着・タオル等(5日分)、弾性ストッキング、T字帯の合計が、19160円。室料差額が15000×5日=75000円で、計98120円でした。(※左側の食事療養の黄色囲みは保険扱いのため間違いです。自費分の黄色囲みは3カ所です。)

保険分18万5552円と自費分98120円を合わせて、合計28万3672円(赤囲み)となりました。

自己負担限度額は被保険者の収入によって変わります。詳しくは健康保険組合や国民健康保険の「高額療養費制度」についてをお調べになって下さい。また、カテーテルアブレーション治療は必ず高額医療になりますので、事前に「 限度額適用認定証」を用意することをおすすめします。これがないと、3割負担の場合約70万円程度(自費分別途)を病院で支払うことになります。(限度額を超えた分は後で戻ってきますが、申請が必要で3カ月以上かかります。)「 限度額適用認定証」は健康保険組合の場合は職場の事務担当者を通して、国民健康保険の場合は区役所や市役所の担当部署で発行してもらえます。

今回はちょっと贅沢をして個室を選びました。かかる費用は1日15000円、5日分で75000円でした。「東京ハートリズムクリニック」の場合、大部屋ですと室料差額はかかりません。大部屋でも特に不便ではないと思います。ただ、手術日はゆっくりしたいですし、個室の場合は部屋にトイレとシャワーがついているので大変快適です。

診断書2通をお願いしたのは生命保険の給付金の申請のためです。医療保障のついた生命保険に加入している場合は、「入院給付金」「手術給付金」の対象となります。ご自身の入られている保険の内容を確認してみて下さい。以前の保険では入院5日目からとかが主流でしたが、最近では1泊2日や日帰り入院も給付対象であるものが多いです。

いかがでしたか。下世話なお金の話でしたが、どうかご参考になさってください。