カテーテルアブレーションの費用

こんばんは。くま次郎です。

今日はカテーテルアブレーションの費用についてお話したいと思います。一般に、心房細動のためのカテーテルアブレーション治療は3泊4日~4泊5日で行われますが、これは医療機関や患者の状態によって異なってきます。今回僕が受けた治療は4泊5日でしたので、その前提でお話をします。全費用はおよそ200万円~250万円とかなり高額ですが、そのほとんどは健康保険で賄われます。

まずは、入院手術全般で保険診療の部分ですが、237318点×10割=237万3180円となります。普通に3割負担ですと、237318点×3割=71万1954円が負担分になるのですが、高額療養費制度があるので、実際には限度額を超えた分は後ほど戻ってきます。また、この3割負担分も高額なので、事前に「 限度額適用認定証」を病院に提出すれば、病院では「限度額」のみを支払えば良いことになります。僕の場合は、区分イ(標準報酬月額が530,000円以上830,000円未満である者)に該当し、自己負担限度額は167,400円+(総医療費-558,000円)×1%で、18万5552円でした。(青囲みの金額)

その他、自費分(保険外)の費用は黄色で囲んだ金額です。食事負担額(5日分)が、3960円。診断書2通、院内着・タオル等(5日分)、弾性ストッキング、T字帯の合計が、19160円。室料差額が15000×5日=75000円で、計98120円でした。(※左側の食事療養の黄色囲みは保険扱いのため間違いです。自費分の黄色囲みは3カ所です。)

保険分18万5552円と自費分98120円を合わせて、合計28万3672円(赤囲み)となりました。

自己負担限度額は被保険者の収入によって変わります。詳しくは健康保険組合や国民健康保険の「高額療養費制度」についてをお調べになって下さい。また、カテーテルアブレーション治療は必ず高額医療になりますので、事前に「 限度額適用認定証」を用意することをおすすめします。これがないと、3割負担の場合約70万円程度(自費分別途)を病院で支払うことになります。(限度額を超えた分は後で戻ってきますが、申請が必要で3カ月以上かかります。)「 限度額適用認定証」は健康保険組合の場合は職場の事務担当者を通して、国民健康保険の場合は区役所や市役所の担当部署で発行してもらえます。

今回はちょっと贅沢をして個室を選びました。かかる費用は1日15000円、5日分で75000円でした。「東京ハートリズムクリニック」の場合、大部屋ですと室料差額はかかりません。大部屋でも特に不便ではないと思います。ただ、手術日はゆっくりしたいですし、個室の場合は部屋にトイレとシャワーがついているので大変快適です。

診断書2通をお願いしたのは生命保険の給付金の申請のためです。医療保障のついた生命保険に加入している場合は、「入院給付金」「手術給付金」の対象となります。ご自身の入られている保険の内容を確認してみて下さい。以前の保険では入院5日目からとかが主流でしたが、最近では1泊2日や日帰り入院も給付対象であるものが多いです。

いかがでしたか。下世話なお金の話でしたが、どうかご参考になさってください。

カテーテルアブレーションの費用」への4件のフィードバック

  1. にわちか

    アブレーション検討中なのでとても解りやすく参考になりました。ありがとうございました。

    返信
    1. くま次郎 投稿作成者

      にわちか さま
      ご訪問ありがとうございます。
      カテーテルアブレーションをご検討中との事、
      お大事になさって下さい。
      今後ともよろしくお願いいたします。

      返信
  2. 関サバ

    6月にアブレーション手術をする事になりました大変為になりました有難うございました、費用が気になったもので

    返信
    1. くま次郎 投稿作成者

      関サバ 様
      はじめまして。6月にカテーテルアブレーションとの事。色々と心配なことがあると思います。お大事にされて下さい。

      返信

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