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春の嵐と朝のコーヒー

こんにちは。くま次郎です。

日曜日ですが、仕事で都内の方へ。前線の通過とかで朝から天気が悪いです。雨はそんなでもないですが、風が強く傘がおちょこになっている人もいます。空は低い雲が流れています。

 

時間が少し早いので、セブンイレブンでコーヒーを買って一服です。とは言ってもタバコは吸いません。レギュラーサイズは100円で値段は安くおいしいです。個人的にはマクドナルドとセブンイレブンのコーヒーが好きです。ドトールのコーヒーはインパクトはありませんが自然な味ですね。

 

不整脈が多くなってからカフェインを控えるようにと、あまりコーヒーを飲みませんでした。カフェインの摂りすぎは動悸や不整脈の原因となるからです。しかし、K医師の著書によると、1日1杯~3杯のドリップ式コーヒーの量であれば、「心房細動」を引き起こすことはないと書かれています。そんなわけで、朝のコーヒーはいただくことにしました。

昼頃には雨も止み風も穏やかになりました。あとは「心房細動」の嵐が来ないことを祈るばかりです。

術後半月が過ぎました

こんばんは。くま次郎です。

手術から18日目です。半月が過ぎました。

昨晩と今朝も「これは心房細動かな?」ってのが少しありました。はっきりはしません。そんなに脈がバラバラってほど乱れてはいないので、期外収縮かもしれません。時間も10分くらいで、さほど長くなく.. でも気になりますね。

あと、術後に説明を受けましたが、以前に比べて平常時の心拍数が多くなっているように感じます。安静時は1分間に70~80程度でしたが、今は90位でしょうか。これはよくあることで、全く悪影響はないらしいです。

不整脈はストレスなど自律神経が影響するので、気にしすぎるのもいけないでしょう。まだ1カ月経ちませんので心配しても仕方がありません。ただ、再発だけは避けたいものです。

心房細動が来てしまった(4/8)

こんばんは。くま次郎です。

昨日、日曜日の夜ですが、術後11日目にして結構長めの心房細動が来てしまいました。(泣)

胸がタタタタと嫌な予感がして、やはりこれは「心房細動」だな~って3~4時間は続きましたでしょうか?とりあえず携帯用心電計で確認すると、心拍数は130オーバーです。そんなに息苦しさなどは強くありませんが、不快感はけっこうあります。脈の乱れ方はそんなに酷くなく、頻拍に近い感じでした。

さっさと寝ようとしても気になるので、頓服の抗不安薬を1錠飲みました。しかし、途中トイレに起きた時にはまだ脈が速く続いてる感じでした。その後治まり、朝起きた時には嵐は去っていました。(やれやれ..)

今日の昼間は発作は起きていません。一過性のものであれば良いのですが。術後約1カ月は「心房細動」が出やすい状態とのことですので、様子を見るしかありませんね。今晩は何も起きませんように。

カテーテルアブレーションの治療件数が多い病院

こんにちは。「カテーテルアブレーション」の治療件数が多い病院を調べてみました。年間約400件以上の治療実績数がある病院についてピックアップしました。

群馬県立心臓血管センター(群馬県)、国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院(神奈川県)、財団法人平成紫川会 小倉記念病院(福岡県)、医療法人渡辺医学会桜橋渡辺病院(大阪府)、国立研究開発法人 国立循環器病研究センター(大阪府)、さいたま赤十字病院(埼玉県)、医療法人札幌ハートセンター札幌心臓血管クリニック(北海道)、総合病院土浦協同病院(茨城県)、筑波大学附属病院(茨城県)、北光記念病院(北海道)、医療法人 沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、済生会熊本病院(熊本県)、独立行政法人労働者健康安全機構 関西労災病院(兵庫県)、横浜市立みなと赤十字病院(神奈川県)、 名古屋第二赤十字病院(愛知県)、医療法人澄心会豊橋ハートセンター(愛知県)、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター(大阪府)、東京女子医科大学病院(東京都)、弘前大学医学部附属病院(青森県)、名古屋大学医学部附属病院(愛知県)、宮崎市郡医師会病院(宮崎県)、京都大学医学部附属病院(京都府)、神戸市立医療センター中央市民病院(兵庫県)、独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター(東京都)、東京医科歯科大学医学部附属病院(東京都)、長野医療生活協同組合長野中央病院(長野県)、医療法人社団冠心会大崎病院東京ハートセンター(東京都)、東京都立広尾病院(東京都)、日本医科大学付属病院(東京都)、東京慈恵会医科大学附属病院(東京都)、公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院(岡山県)

「カテーテルアブレーション」治療は大変高度な技術が要求されます。どこの医療機関で治療を受ければよいのか迷ってしまいますね。「治療実績数」は選択する際の1つのバロメーターとなります。ちなみに自分が治療を受けた「東京ハートリズムクリニック」のK医師は上記2番目の「国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院」で3千件以上の治療実績があるベテランです。症例数が多い病院はいろいろな病態を経験しているので比較的安心して治療を受けることができると思います。どうか参考にされて下さい。

カテーテルアブレーションとは?

こんにちは。くま次郎です。先日受けた「カテーテルアブレーション」についてお話したいと思います。

正式には経皮的カテーテル心筋焼灼術と呼ばれ、足の付け根や首の静脈からカテーテルと呼ばれる細長い管を挿入し、先端を心臓内の異常な箇所にあてて高周波電流で焼灼します。アブレーションにより一定の温度以上に上昇した心筋は不整脈の原因である電気を伝えたり発生することができなくなります。これにより、対象の不整脈が消失します。

「カテーテルアブレーション」によって治療可能な不整脈は、心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心室頻拍、心室期外収縮などで、ほとんどの不整脈が治療可能とされています。

治療の仕方ですが、全身麻酔で行う場合、鎮静薬でうとうとした状態で行う場合、カテーテル挿入部位の局所麻酔のみで行う場合があります。治療にかかる時間は、1時間程度から数時間以上かかる場合まで様々です。くま次郎の場合は全身麻酔で、治療に要した時間は約2時間でした。

術後は止血のために安静が必要です。自分の場合は3時間絶対安静で6時間経過後に寝返りができるようになりました。そして翌朝までは歩行不可でした。この間、腰の痛みなどが辛いという話をよく聞きますが、自分の場合はさほどでありませんでした。

心房細動における治療の成績ですが、発作性心房細動で80~90%、持続性心房細動でも持続期間が1年未満であれば80~90%で発作性心房細動とほぼ同じです。ただし慢性心房細動では治療成績が悪くなります。10年までの持続期間で70~80%ですが、10年を超えると50%未満と言われています。(複数回治療を行った場合を含みます)

心房細動におけるカテーテルアブレーションに起因する重大な合併症には、脳梗塞心タンポナーデ心房食道瘻があります。脳梗塞は脳の血管に血栓が詰まってしまう病気です。心タンポナーデは心臓に穴が開きその出血により心臓を圧迫してしまう合併症です。そして心房食道瘻は食道潰瘍ができ、心房と食道の間に連絡路ができてしまう合併症です。これらの合併症は重篤化すると命にかかわります。それぞれ発生の可能性は大変低いですが、リスクがあるということは知っておく必要があります。

入院期間は3~5日で医療機関や病状により異なります。治療費は200万円~250万円となりますが、健康保険の「高額療養費制度」が適用になります。「カテーテルアブレーション」を受けるか受けないかについては、メリットとデメリットを比較して検討する必要があります。主治医の先生から十分な説明を受けて、最良の治療法をを選ぶようにしてください。

心房細動とは?

こんにちは。くま次郎です。今日は「心房細動」についてのお話をしましょう。

心臓はおおまかに右心房・左心房・右心室・左心室の4つで構成されています。右心房上部には洞結節という電気的興奮(電気信号)を発生する部分があり、洞結節→心房→房室結節→心室へと電気的興奮が伝わることにより心筋が収縮し、これが拍動をつくります。この速さは通常1分間に60~100回程度で、規則的な心拍となります。

心房細動は、心房細動起源と心房細動基質という2つのうち片方または両方が存在することによって発生します。心房細動起源とは洞結節以外の場所から異常な電気的興奮(電気信号)を発生してしまうことで、1分間に500~600回もの興奮を発生します。これにより心房の興奮は1分間に200~300回となり、痙攣(けいれん)したような状態になります。途中、興奮が伝わる速さが遅いため、心室に届くころの興奮は多くが打ち消され、1分間に100~200回となります。ここでは心房細動基質については説明を省略します。

上記のような流れで心房細動が発生すると、心拍数(心臓の拍動する回数)が毎分100〜200回以上(通常は安静時で60〜80回)と速くなり、また不規則になります。症状としては、胸のドキドキ(動悸)やモヤモヤ(不快感)、胸苦しさ息苦しさなどが現れます。人によっては、立ちくらみめまいを感じる場合もありますが、逆に、全く症状がない方もいるそうです。次の波形はくま次郎自身の心電図で、上が心房細動時、下が平常時です。

心房細動が起こると、心房内の血液がよどんで血栓ができ易くなります。これが脳の血管に運ばれてつまると、心原性脳塞栓症という脳梗塞を発症します。脳梗塞は命にかかわる重大な病です。心房細動を放置すると、脳梗塞のリスクを大幅に高めてしまいます。この点からも、心房細動は治療が必要と言えます。

心房細動を持続時間で分類すると、発作が短時間で治まる「発作性心房細動」、発作が1週間以上続く「持続性心房細動」、発作がおよそ1年以上続く「慢性心房細」の3種類に分けられます。一般に、後者の方が治療は難しくなってきます。また罹患期間が長くなるにつれ、発作性→持続性→慢性へと移行することもあります。

心房細動の治療は大きく3つに分けられ、(1)薬物療法(不整脈を抑える薬や心拍を遅くする薬を処方する)、(2)電気的除細動(電気ショックにより心房細動を取り除く)、(3)カテーテルアブレーション(高周波電流で心筋を焼灼し、不要な伝導路に電気的興奮が伝わらないようにする)があります。(1)(2)は対症療法で、(3)は根治可能な治療法です。

心房細動は脳梗塞のリスクを高めてしまうため、心房細動の治療では、抗凝固剤を用い血液をサラサラにする治療を並行して行いいます。これにより心房内に血栓ができることを予防し、脳梗塞のリスクを低減します。抗凝固剤を用いると、出血が止まりにくくなるので注意が必要です。

心房細動の原因はよくわかりませんが、危険因子として加齢、肥満、ストレス、高血圧・糖尿病など別の病気、狭心症など他の心臓病、お酒の多飲、睡眠時無呼吸症候群などがあるようです。加齢は避けることができませんが、◎健康的な食生活を心がけて心臓の負担を減らすことが心房細動の予防につながります。

くま次郎はこの「心房細動」に罹患し、カテーテルアブレーションの治療を受けました。簡単に「心房細動」について説明させていただきましたが、あくまでも1人の患者として勉強した内容ですので、必ずしも正確ではありません。実際に不整脈や心房細動が疑われる場合は、受診をして医師の指導に従って下さい。