カテーテルアブレーション」タグアーカイブ

カテーテルアブレーションの病院選び

カテーテルアブレーション手術も認知度が高くなってきましたが、受けることができる病院は限られています。そこで、治療数の多い病院30をピックアップしてみました。

1  群馬県立心臓血管センター  群馬県
2  榊󠄀原記念病院  東京都
3  小倉記念病院  福岡県
4  湘南鎌倉総合病院  神奈川県
5  済生会熊本病院  熊本県
6  一般財団法人厚生会仙台厚生病院  宮城県
7  札幌心臓血管クリニック  北海道
8  医療法人渡辺医学会桜橋渡辺病院  大阪府
9  医療法人澄心会豊橋ハートセンター  愛知県
10  筑波大学附属病院  茨城県
11  独立行政法人労働者健康安全機構 関西労災病院  兵庫県
12  公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院  岡山県
13  宮崎市郡医師会病院  宮崎県
14  名古屋ハートセンター  愛知県
15  国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院  神奈川県
16  埼玉医科大学国際医療センター  埼玉県
17  公益財団法人心臓血管研究所付属病院  東京都
18  独立行政法人労働者健康安全機構 大阪労災病院  大阪府
19  総合病院土浦協同病院  茨城県
20  神戸市立医療センター中央市民病院  兵庫県
21  日本赤十字社愛知医療センター 名古屋第二病院  愛知県
22  大垣市民病院  岐阜県
23  日本医科大学付属病院  東京都
24  藤田医科大学病院  愛知県
25  岩手医科大学附属病院  岩手県
26  広島心臓血管病院  広島県
27  自治医科大学附属さいたま医療センター  埼玉県
28  岐阜ハートセンター  岐阜県
29  医療法人社団康幸会かわぐち心臓呼吸器病院  埼玉県
30  杏林大学医学部付属病院  東京都

【出典・引用】週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2024』

このリストは病院の良し悪しを示すものではありません。くま次郎は「東京ハートリズムクリニック」というクリニックで手術を受けました。このリストには載っていませんが、技術力は相当に高いものと感じました。手術を受けることができる病院は徐々に増えていますので、色々と調べてみて下さい。

カテーテルアブレーション手術による心房細動治療のメリット

こんにちは。くま次郎です。久しぶりの投稿です。今更ですが、要約として「カテーテルアブレーション」のメリットについて書きたいとおもいます。

カテーテルアブレーション手術は、心房細動の治療において以下のようなメリットがあります:

1.高い成功率

     特に発作性心房細動では、70〜90%の成功率が報告されています。

    2.薬物治療からの解放

       成功すれば、抗不整脈薬や抗凝固薬の服用が不要になる場合があります。

      3.生活の質の向上

         心房細動による動悸や息切れが軽減され、日常生活が改善されます。(発作が起きないと本当に気が楽になります)

        4.脳卒中リスクの低減

         心房細動が解消されると、血栓形成のリスクが低下し、脳卒中予防につながります。

            5.低侵襲性

               開胸手術と比べ、体への負担が少なく、回復が早いです。

              6.短期入院

                 通常、数日間の入院(だいたい4~5日)で済み、社会復帰が早いです。

                7.再発時の対応

                   再発しても、再度アブレーションを行うことが可能です。(くま次郎は2回行いました)

                  ※ただし、効果は患者の状態や医療機関の技術力に依存するため、医師とよく相談することが重要です。

                  ご参考にされてください。また、過去の記事も参考にされてください。

                  2回目のアブレーションから5年が経過しました

                  こんにちは。くま次郎です。2回目のアブレーションから5年が経過しました。都合2回のカテーテルアブレーションを実施し、1回目の後、しばらくして再発しました。9か月後に2回目のアブレーションを受けて、その後5年経ちますが、お陰様でその後の「心房細動」の再発はありません。短時間の「期外収縮」はしばしば発生します。

                  1回目、2回目の入院中の記録などを公開しておりますので参考にして下さい。年末、寒い日が続いておりますが、体に気を付けてお過ごしく下さい。来年もまた、よろしくお願い申し上げます。

                  ウルフオオツカ法

                  新しい「心房細動」の治療法があるとの事で、その概要を書いてみました。正式には「ウルフオオツカ低侵襲心房細動手術」という名称です。

                  手術の内容は(1)アブレーション (2)左心耳の切除 の2つを組み合わせたものとなっています。 脳梗塞の原因となる血液の凝固は左心耳に発生すると言われており、通常のカテーテルアブレーション手術でも、手術前に凝固がないかの確認をしています。この原因となる左心耳を切除することにより、脳梗塞のリスクを減らし、抗凝固剤の服用を中止することができるというものです。内視鏡手術のため、体への負担も小さいらしいです。

                  1回の手術でリズムコントロールの成績(正常な脈の維持率)は発作性でも慢性型でもカテーテル治療より優れ、左心耳をきれいに切り取ってしまうことにより出血性副作用のある抗凝固治療からの速やかな離脱が可能であるらしく、今後さらに広まっていくのではないでしょうか。

                  この手術は、大塚先生とウルフ先生という2名の医師により研究開発されたことから「ウルフオオツカ法」と呼ばれるようです。詳細→ウルフーオオツカ法

                  この大塚先生ですが、以前は都立多摩総合医療センターの心臓血管外科部長だった方で、現在は東京都杉並区の「ニューハート・ワタナベ国際病院」にてウルフーオオツカ低侵襲心房細動手術センター長をされています。

                  <参考> ニューハート・ワタナベ国際病院 →病院のウェブサイト 

                  1年が経過しました(2019/12/31)

                  こんにちは。くま次郎です。

                  今月は2回目のカテーテルアブレーション実施後12カ月の検診を受けました。今回は節目なので、胸のレントゲン・心電図・心エコー・ホルター心電図などフルコースの検査でした。結果はすべて異常なしでほっと一安心です。

                  まるまる1年間、「心房細動」らしき症状は出ませんでした。本当に有難いことです。1回目のアブレーション後はしばらくして心房細動発作が発生しましたので、1年間発作なしは助かります。ただ、何もない訳ではありません。「ドッキン」という期外収縮はしばしば起きます。ホルター心電図の結果では1日あたり20回~30回程度でしたが、日によって異なりますので、多い日ですと1日100回程度の日もあると思います。先生の説明では1日1000回を超える上室性期外収縮があると、心房細動発作が起きる可能性が高いとのことでした。とりあえず現段階では経過は良好と言って良いでしょう。

                  問題はこれからの再発防止策です。1つは「睡眠時無呼吸症候群」の治療をしっかりと行うこと。もう1つは飲酒を控えること。分かってはいるのですが、どちらも不十分な状況です。来年は心臓に優しい生活を送ることが課題です。

                  今日は大晦日。明日からは新しい年が始まります。皆様も良いお年をお迎え下さい。

                  カテーテルアブレーションの費用(2)

                  こんにちは。くま次郎です。今日はこどもの日、埼玉の天気は晴れのち曇りの予報です。

                  さて、12月の終わりに2回目のカテーテルアブレーションを受けましたが、その時の医療費についてお話したいと思います。今回は3泊4日で大部屋でした。個室を希望しましたが、満室との事で大部屋となりました。

                  上の請求書にありますように、保険点数は239,581点ですので、約240万円の費用がかかっている事になります。3割負担の場合は718,743円が負担額となりますが、事前に「限度額適用認定証」を提出しておいた為、保険分負担金額は185,778円となっています。自費(保険外)の部分は診断書2通とT字帯、院内着(4日分)が合わせて15,460円、その他食事負担額が3,680円で、合計204,918円となりました。大きな金額なので、クレジットカードにて支払いをしました。 「限度額適用認定証」 を提出しない場合は、支払いが70万円以上となってしまいますので、事前に準備をしておいた方が良いです。(無い場合も限度額を超えた分は3~4カ月後に戻ってきます)。1回目のカテーテルアブレーションを受けた時(個室を利用)の費用についてはこちらに記載してありますので参考にして下さい。

                  カテーテルアブレーションは体の負担が少なく、大きな治療効果が期待できる医療ですが、費用は比較的高額と言えます。入っている健康保険の種類および収入等によって限度額は変わってきますので、詳しくは病院でお尋ねになって下さい。それではまた。