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入院1日目

3月26日月曜日。入院1日目です。

予約時間は9:30で、入院先の「東京ハートリズムクリニック」を目指します。荷物はできるだけ少なくしたつもりですが、大きなバックはパンパンです。まだ通勤時間で、電車は混みあっています。駅からバスで5分ほどで病院前に到着。若干脈が乱れた状態で受付を済ませ、病室に案内されました。

病室は個室をお願いしました。1日15000円と費用はかかりますが、いびきが酷い方で周りの方々に迷惑をかけそうなのと、やはり手術の日はゆっくりと休めるようにと個室にしました。

こちらの病院はまだ開業から3年目ですので病室も施設もとても綺麗です。個室には洗面・テレビの他にトイレ・シャワールームも完備されています。

院内着に着替えてから看護師さんが来て、手首に名札をつけてもらい体調チェック(体温・血圧・SPO2・脈拍数)を行いました。この後は採血が有り、CT検査(心臓の断層撮影)でした。βブロッカー服用でも脈が速いため、更に点滴が必要でした。機材が新しい(東芝社製 Aquilion ONE)ので撮影時の息止めは短く、5秒から10秒弱です。造影剤が入ると体中頭から指先まで熱い感じがしますが、すぐに治まり苦痛には感じません。20分~30分程で終わりました。こちらの病院ではこの検査で左心耳に血栓が無い事が確認されると、経食道心エコー検査は実施しないそうです。経食道心エコー検査は辛いと聞きますので、無いと助かります。

そうこうしているとお昼になりました。

メインはヒレカツです。塩分控えめですが、全体の量は十分です。ご飯の味が今一歩って感じでしょうか。

午後は心エコー、心電図、肺機能検査を受けました。また鼠径部の剃毛ですが、事前に聞いていた通り、入院前日に自宅で剃っておいたので、確認だけで済みました(ホット・・)18:00に夕食をいただき、21:00以降は禁食です(翌日手術のため)。21:00消灯ですが、個室のためテレビの音が漏れなければ大丈夫との事でした。

おやすみなさい。

入院・手術まで

こんにちは。くま次郎です。

「発作性心房細動」の診断を2月上旬に受け、3月下旬に「カテーテルアブレーション」(心筋焼灼術)を受けることになりました。この間約1カ月半ですが、特に通院はありませんでした。初診時に検査を行い、2回目に結果を聞いて治療方法の種類など詳細に説明いただきましたが、その時にカテアブをお願いしました。(先生はゆっくりと考えて良いと言って下さったのですが)理由は、自覚症状が強く仕事に影響が大きいことと、4月以降は少々忙しく休みが取れないからでした。

入院までにすることは、抗凝固剤を服用することです。抗凝固剤とは血液をサラサラにする薬で、心房細動による脳梗塞予防のために用いられますが、「カテーテルアブレーション」を実施する場合はこの手術によって血栓を飛ばしてしまい、脳梗塞を引き起こしてしまう可能性があるそうです。このために、手術前に血栓を完全になくしておく必要があり、抗凝固剤の服用が必要らしいです。

僕の場合は「プラザキサ」という薬を1日2回2カプセルずつ服用しました。これ以外にやっておくことは、各種同意書の記入や健康保険の限度額証明書の申請でした。入院は5日の予定ですが、心房細動のカテーテルアブレーションでは医療費が200~250万円程度になりますので、3割負担でも60~75万円になります。(高額医療費の限度額を超えた分は健康保険組合等から後日返金される)しかし、高額医療費の限度額証明書を提出すると病院での支払いはこの「限度額」となり、収入により8万円~18万円程度で済みます。(室料差額などは別途)

こうして、3月下旬の入院の日を迎えました。

心房細動の診断を受ける

こんにちは。くま次郎です。

僕の場合は、「心房細動」と診断されるまでにかなりの時間を要しました。自覚症状は胸がドキドキして、喉がつまる感じ、咳がしたくなったりで、息苦しくなりました。立って話をするのがしんどい時もあります。

脈をとってみると、不規則になっています。何より、このままで大丈夫かな?って強い不安に襲われます。最初の頃は発作も月に1回とか少なく、数分からせいぜい1時間程度で治まりました。しかし、今年に入ってからは毎日発作が起きることもあり、また7時間続くこともありました。

下記が心房細動時の心電波形です(自分の波形、上が心房細動時・下が正常な波形)

横軸が時間軸です。正常な波形ではR波の間隔がほぼ一定ですが、上の「心房細動時の波形」ではバラバラになっていることが分かります。心房細動になると一般に脈が速くなり、規則性が失われます。

僕の場合は、おそらく1年以上前から「心房細動」があったと思われますが、検査では見つかりませんでした。不整脈が疑われる場合は通常「ホルター心電図」(24時間心電図)の検査を受けることになります。病院で小さな心電計をつけてもらい、翌日の同じ時間に外します。しかし、週に数回程度の発作の場合はこの検査に引っかからない可能性も大きいらしいです。

そんなわけで、僕は自分で心電計を購入し、胸の調子がおかしくなった時の心電波形を記録し、医師に診てもらったところ、「発作性心房細動」(Paroxysmal Atrial Fibrillation)と診断されました。参考までに、自分が使用した心電計の画像を貼っておきます。

そんなこんなで診断がつき、「カテーテルアブレーション」での治療を決意しました。先日、NHKのガッテン!でもやっていましたが、「心房細動」はその病気自体で命を失うようなことは殆ど無いそうですが、脳梗塞のリスクが大変高くなるそうです。心房細動が発生すると心房の中に血栓を作りやすくなり、この血栓が脳に詰まることによって脳梗塞になるらしいです。脳梗塞は命にかかわる重大な病気です。自分で脈をとってみて不整脈だと感じたら是非受診するようにして下さい。

 

はじめまして

はじめまして。くま次郎です。

50歳を過ぎてだいぶ疲れやすくなりました。4~5年前から脈の乱れを感じるようになり、病院でも診てもらいましたが、最初は期外収縮で心配はしなくても良いとのことでした。しかし、ここ最近、昨年位からでしょうか、脈の乱れとともに息苦しくなって、また何時間も続く事がありました。

この不整脈ですが、連日起こることもあり、また半日以上も続くような時もあったので、不整脈の専門医に診てもらうことにしました。そうしたら、病名は「心房細動」という不整脈の一種で、放っておくと脳梗塞の原因にもなるそうです。

この「心房細動」ですが、薬での治療も可能だそうですが、対症療法であり根治はできないとのことでした。ところが、「カテーテルアブレーション」(心筋焼灼術)という治療法で根治可能であることを知り、今年3月の下旬に手術を受けました。

5日間の入院でしたが、入院期間の様子やカテーテルアブレーションについて、このブログで書いていこうと思います。