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1カ月検診

こんばんは。くま次郎です。

今日はカテーテルアブレーション、術後1カ月の検診に「東京ハートリズムクリニック」に行きました。久しぶりの世田谷です。京王線千歳烏山駅からバスに乗って到着。

受付を済ませ、血圧はいつも通りセルフ(機械)です。ちょっと高いので、もう一度..あまり変わりません。電車とバスで慌ただしく着いたばかりなので、落ち着けばもう少し低いかと。検査に呼ばれ、採血・レントゲン・心電図・エコーでした。そして診察です。特に悪い結果はなく、「LA(左房)やや拡大」の所見はありましたが、問題はないらしいです。次回は術後3カ月検診(2カ月後)です。そこで問題がなければ抗凝固剤「プラザキサ」は飲まなくて良いとの事でした。(とりあえず、あと2カ月服用です)

入院時にお世話になった看護師さんや検査技師さんは今日も熱心に診療を行っていました。ただ、親切にしてもらった別の看護師さんとももう一度会いたいなと思いました。退院の日の朝、勤務でなく、お礼を言えなかったからです。たった5日間のことなので、もう忘れちゃったかな?

 

 

カテーテルアブレーションの治療件数が多い病院

こんにちは。「カテーテルアブレーション」の治療件数が多い病院を調べてみました。年間約400件以上の治療実績数がある病院についてピックアップしました。

群馬県立心臓血管センター(群馬県)、国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院(神奈川県)、財団法人平成紫川会 小倉記念病院(福岡県)、医療法人渡辺医学会桜橋渡辺病院(大阪府)、国立研究開発法人 国立循環器病研究センター(大阪府)、さいたま赤十字病院(埼玉県)、医療法人札幌ハートセンター札幌心臓血管クリニック(北海道)、総合病院土浦協同病院(茨城県)、筑波大学附属病院(茨城県)、北光記念病院(北海道)、医療法人 沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、済生会熊本病院(熊本県)、独立行政法人労働者健康安全機構 関西労災病院(兵庫県)、横浜市立みなと赤十字病院(神奈川県)、 名古屋第二赤十字病院(愛知県)、医療法人澄心会豊橋ハートセンター(愛知県)、地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター(大阪府)、東京女子医科大学病院(東京都)、弘前大学医学部附属病院(青森県)、名古屋大学医学部附属病院(愛知県)、宮崎市郡医師会病院(宮崎県)、京都大学医学部附属病院(京都府)、神戸市立医療センター中央市民病院(兵庫県)、独立行政法人 国立病院機構 災害医療センター(東京都)、東京医科歯科大学医学部附属病院(東京都)、長野医療生活協同組合長野中央病院(長野県)、医療法人社団冠心会大崎病院東京ハートセンター(東京都)、東京都立広尾病院(東京都)、日本医科大学付属病院(東京都)、東京慈恵会医科大学附属病院(東京都)、公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院(岡山県)

「カテーテルアブレーション」治療は大変高度な技術が要求されます。どこの医療機関で治療を受ければよいのか迷ってしまいますね。「治療実績数」は選択する際の1つのバロメーターとなります。ちなみに自分が治療を受けた「東京ハートリズムクリニック」のK医師は上記2番目の「国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院」で3千件以上の治療実績があるベテランです。症例数が多い病院はいろいろな病態を経験しているので比較的安心して治療を受けることができると思います。どうか参考にされて下さい。

カテーテルアブレーションとは?

こんにちは。くま次郎です。先日受けた「カテーテルアブレーション」についてお話したいと思います。

正式には経皮的カテーテル心筋焼灼術と呼ばれ、足の付け根や首の静脈からカテーテルと呼ばれる細長い管を挿入し、先端を心臓内の異常な箇所にあてて高周波電流で焼灼します。アブレーションにより一定の温度以上に上昇した心筋は不整脈の原因である電気を伝えたり発生することができなくなります。これにより、対象の不整脈が消失します。

「カテーテルアブレーション」によって治療可能な不整脈は、心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、心房頻拍、心室頻拍、心室期外収縮などで、ほとんどの不整脈が治療可能とされています。

治療の仕方ですが、全身麻酔で行う場合、鎮静薬でうとうとした状態で行う場合、カテーテル挿入部位の局所麻酔のみで行う場合があります。治療にかかる時間は、1時間程度から数時間以上かかる場合まで様々です。くま次郎の場合は全身麻酔で、治療に要した時間は約2時間でした。

術後は止血のために安静が必要です。自分の場合は3時間絶対安静で6時間経過後に寝返りができるようになりました。そして翌朝までは歩行不可でした。この間、腰の痛みなどが辛いという話をよく聞きますが、自分の場合はさほどでありませんでした。

心房細動における治療の成績ですが、発作性心房細動で80~90%、持続性心房細動でも持続期間が1年未満であれば80~90%で発作性心房細動とほぼ同じです。ただし慢性心房細動では治療成績が悪くなります。10年までの持続期間で70~80%ですが、10年を超えると50%未満と言われています。(複数回治療を行った場合を含みます)

心房細動におけるカテーテルアブレーションに起因する重大な合併症には、脳梗塞心タンポナーデ心房食道瘻があります。脳梗塞は脳の血管に血栓が詰まってしまう病気です。心タンポナーデは心臓に穴が開きその出血により心臓を圧迫してしまう合併症です。そして心房食道瘻は食道潰瘍ができ、心房と食道の間に連絡路ができてしまう合併症です。これらの合併症は重篤化すると命にかかわります。それぞれ発生の可能性は大変低いですが、リスクがあるということは知っておく必要があります。

入院期間は3~5日で医療機関や病状により異なります。治療費は200万円~250万円となりますが、健康保険の「高額療養費制度」が適用になります。「カテーテルアブレーション」を受けるか受けないかについては、メリットとデメリットを比較して検討する必要があります。主治医の先生から十分な説明を受けて、最良の治療法をを選ぶようにしてください。

不整脈治療レポートと術後の注意

くま次郎です。ここではカテーテルアブレーション後の説明や術後の注意事項についてお話します。

今回お世話になった「東京ハートリズムクリニック」では検査の結果や治療後の結果を冊子として渡してくれます。下記が手術後に頂いた、「不整脈治療レポート」です。内容は、焼灼部分の画像、アブレーション前後の心電波形(異常な信号の消滅が確認できる部分)、12誘導心電図(術前と術後)、CT検査での心臓の3D画像(冠動脈の状態など)、レントゲン写真(胸部単純撮影)、血液検査の結果などです。

専門的な内容なので素人には難しいですが、多くの情報を開示して詳細に説明するということは、治療や技術に自信を持っているからできるのでしょう。こういった点でも、K医師は信頼できる先生と言えます。

次に、カテーテルアブレーション後の注意事項ですが、下記のようなプリントをいただき説明を受けました。

(1)術後は一過性の心房細動が出現しやすい。(約1カ月間)

(2)術後は脈が速くなることがある。しかし、心臓に悪い影響はない。

(3)合併症として「心房食道瘻」がある。疑われる場合はすぐに受診すること。

(4)1カ月は禁酒。その後もビール中ビン1本または日本酒1合まで。

(5)退院後は日常生活可。1カ月は激しい運動を避けること。

(6)きちんとした食生活を心がける。特に塩分とカロリーは控えめに。

くま次郎としては、禁酒・節酒が一番辛いですね。しかし、入院前に「心房細動」が頻発していた事を考えると再発は避けたいです(汗)とりあえず、1カ月後の診察まで頑張りましょう。

カテーテルアブレーションの費用

こんばんは。くま次郎です。

今日はカテーテルアブレーションの費用についてお話したいと思います。一般に、心房細動のためのカテーテルアブレーション治療は3泊4日~4泊5日で行われますが、これは医療機関や患者の状態によって異なってきます。今回僕が受けた治療は4泊5日でしたので、その前提でお話をします。全費用はおよそ200万円~250万円とかなり高額ですが、そのほとんどは健康保険で賄われます。

まずは、入院手術全般で保険診療の部分ですが、237318点×10割=237万3180円となります。普通に3割負担ですと、237318点×3割=71万1954円が負担分になるのですが、高額療養費制度があるので、実際には限度額を超えた分は後ほど戻ってきます。また、この3割負担分も高額なので、事前に「 限度額適用認定証」を病院に提出すれば、病院では「限度額」のみを支払えば良いことになります。僕の場合は、区分イ(標準報酬月額が530,000円以上830,000円未満である者)に該当し、自己負担限度額は167,400円+(総医療費-558,000円)×1%で、18万5552円でした。(青囲みの金額)

その他、自費分(保険外)の費用は黄色で囲んだ金額です。食事負担額(5日分)が、3960円。診断書2通、院内着・タオル等(5日分)、弾性ストッキング、T字帯の合計が、19160円。室料差額が15000×5日=75000円で、計98120円でした。(※左側の食事療養の黄色囲みは保険扱いのため間違いです。自費分の黄色囲みは3カ所です。)

保険分18万5552円と自費分98120円を合わせて、合計28万3672円(赤囲み)となりました。

自己負担限度額は被保険者の収入によって変わります。詳しくは健康保険組合や国民健康保険の「高額療養費制度」についてをお調べになって下さい。また、カテーテルアブレーション治療は必ず高額医療になりますので、事前に「 限度額適用認定証」を用意することをおすすめします。これがないと、3割負担の場合約70万円程度(自費分別途)を病院で支払うことになります。(限度額を超えた分は後で戻ってきますが、申請が必要で3カ月以上かかります。)「 限度額適用認定証」は健康保険組合の場合は職場の事務担当者を通して、国民健康保険の場合は区役所や市役所の担当部署で発行してもらえます。

今回はちょっと贅沢をして個室を選びました。かかる費用は1日15000円、5日分で75000円でした。「東京ハートリズムクリニック」の場合、大部屋ですと室料差額はかかりません。大部屋でも特に不便ではないと思います。ただ、手術日はゆっくりしたいですし、個室の場合は部屋にトイレとシャワーがついているので大変快適です。

診断書2通をお願いしたのは生命保険の給付金の申請のためです。医療保障のついた生命保険に加入している場合は、「入院給付金」「手術給付金」の対象となります。ご自身の入られている保険の内容を確認してみて下さい。以前の保険では入院5日目からとかが主流でしたが、最近では1泊2日や日帰り入院も給付対象であるものが多いです。

いかがでしたか。下世話なお金の話でしたが、どうかご参考になさってください。

退院翌日

こんにちは。くま次郎です。3月31日土曜日。退院の翌日です。

土曜日で仕事は休みなので、朝遅く9:00頃まで布団の中です。冷凍ピラフをチーン!って炭水化物ばかりの食事は入院中より不健康です。野菜をもっと摂らないといけませんね。

腹ごしらえを済ませたら、PCに向かいWordPressのインストールとブログづくりを開始。5日間の入院の様子などを記念にまとめておこうってわけです。

あれれ?胸の調子が少し変だな。。脈がトク.トク.ト.ト..って乱れてる。心房細動みたいですが、30秒も続かずに元に戻りました。ハ~良かった~。AF大王様が出てきたいけど出てこれないみたいな、くしゃみが出そうで出ないに似たような状況です。

術後これまで単発の期外収縮を自覚するのが数時間に1回あるものの、心房細動はありませんでした。しかし、5日目になって「心房細動」らしきものを自覚しました。ただ、長さは30秒弱で以前の数時間のものに比べるとごく短時間です。

先生から説明がありましたが、アブレーション後の心房の中は火傷をした状態で水膨れなどがあるため、一過性の心房細動が発生しやすいらしいです。1カ月程度はそういう状況らしいので、過度に心配せず様子を見ることにしましょう。

余談ですが、「東京ハートリズムクリニック」の病室ほか各部屋にはシャープのプラズマクラスターが設置されていました。お部屋の空気をキレイにする配慮はうれしいですね。